<2011年12月例会教育より>
「 グラブ バッグ 」
グラブバッグとは、役割を前もって決めず例会当日にくじを引いて役を決めて行うプログラムのことです。


グラブバッグが行われる目的とは
・どんな役割にでも即座に対応できる即応性やチャレンジ性を養う訓練となる。
・会員それぞれが緊張感をもって、役割を分担し、務めることによって一つの プログラムを完成させる事は会員同士の連帯感や絆を更に深めることになる。
・平素のトレーニングの成果を知る機会となる。
・年末、年始のように繁忙な時期に、会員が例会への準備が充分できないと予 想される時に企画すると良い。


準備
1.1ヶ月前の例会で、次回はグラブバッグのプログラムであるので少なくとも 開会15分前には集合するよう指示しておく。
2.プログラム委員会はプログラムの構成を考えておく。
 プログラムは即応できるもので、その時期や話題に沿ったものが良い。
3.当日のテーマを会員に知らせておく。
4.インスピレーションはテーマや時節にあったものを各自が考えてくるように指示する。 委員会が用意したインスピレーションを、インスピレーションのくじを引 いた会員に朗読して貰うことも考えられるが、各自が用意したものをその 場で発表する方が良い。即興のインスピレーションも良い。
5.プログラム委員会は当日の出席者数を把握し、くじとくじ箱を用意しておく。

くじ引きで決める役割は>
・ITC宣誓  ・インスピレーション  ・プログラムリーダー ・今日の話題リーダー   ・総評  ・プログラムテーマによるスピーチ参加者  ・その他
・会長(プログラムの内容による)をくじ引きで決めても 良い。
・部分評価(プログラムの内容による)があっても良い。
・タイムキーパーをくじ引きで決めても良い。


実施
1.例会場受付で、会員の到着順にくじを引いてもらう。
2.担当プログラム委員はくじ引きの結果を委員長に速やかに伝える。
3.委員長は例会開始前に結果を発表する。
この時、プログラム委員会は予めホワイトボードに大きく書いたプログラム を用意し、プログラムの空欄に決定した人の氏名を書き込む。 同時に会員にはプログラム紙面に役割氏名を記入して貰うようにすると分か りやすい。
プログラムは委員長または担当プログラム委員が作成する。
4.くじを引いた自分の役割の準備、構想を練る。
5.委員長または担当者はプログラムリーダーに必要な情報と注意を与える。  タイム表によりタイム計画を示し、各自の持ち時間の指示をする。


その他
・グラブバッグは準備がいらないプログラムではない。 どの役に当たっても役割がこなせるように、前もって心構えをして例会に 臨むべきである。
・新入会員が多いクラブでは、新入会員でもこなせる役割とそうでないものとを分けてくじを引く様な配慮があっても良い。
新入会員が一度も経験したことのないような大きな役目に当たらない工夫が必要であり、委員会はそれに対して臨機応変に対応することがあってもよい。 ・当日のゲストにも差し支えのない役割に限り、くじを引いてもらっても良い。  (くじを分ける必要がある)


2011年12月16日京都クラブ例会教育 川島啓子作成
参考資料  金田孝子作成 鴨川クラブ教育資料「グラブバッグ」
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